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2023年6月19日
新型コロナウイルスの影響で、今年は5年ぶりの開催となった金谷茶まつり。感染症対策の中での開催、それは参加者にとっても、我々制作スタッフにとっても、決して容易な事ではありませんでした。
それでも、我々が感じたこのお祭りのパワー、その舞台裏のドラマをDVDに収め、次世代に伝える一助となれればと思っております。
さて、金谷茶まつりとは何かというと、それは、静岡県島田市金谷の基幹産業であるお茶を盛り上げるための恒例行事。
令和5年の今年は、4月8日と9日の2日間にわたって行われました。
特に見どころなのが「茶娘踊り」。美しい衣装に身を包んだ女性たちが一堂に会し、金谷の町中を踊りながら練り歩く姿は、まさに圧巻でした。
その背後には、彼女たち一人ひとりの地域愛が詰まっています。
そして、それを引き立てるのが、法被姿の若者たちが力強く屋台を引き回す「屋台道中」と法被姿でパワフルに踊る「屋台踊り」。その力強い光景は、胸を熱くする感動を与えてくれます。
今回、この金谷茶まつりの「第弐支部屋台」の方々にその魅力を伝えるDVD制作をご依頼いただきました。前夜祭の様子から始まり、1日目のお祭りの様子、2日目のお祭りの様子を収録させて頂き、お祭りの雰囲気をそのままに、参加者の感情が伝わるような画づくりが出来たと思っています。
撮影過程では、事前情報が少ない中での現場判断が求められ、撮影はかなり苦労するものとなりました。
例えば、一つの出来事をどの角度から撮るか、またはどの順番で出来事を切り取るか。
これらは全て現場で即座に判断しなければならないことでした。
特に、茶娘たちの繊細な表情を引き立てるショットを撮るためには、彼女たちの動きを予測し、それを適切な角度で切り取ることが求められました。
撮影の途中で、予想外のハプニングに出会うこともありました。
その都度ハプニングにも即座に対処する必要があり、時には、仲良くなったお祭りの現場の音響スタッフさんに急遽、現場の音を収録するお手伝いをお願いしたりすることもありました。
しかし、これらの困難にも、茶娘たちの美しい踊りや、法被姿の若者たちの熱い想い、そして金谷の町全体が一体となった様子を感じる事で、一つ一つ丁寧に映像に切り取ることができたと思います。
取材期間中は朝早くから夜遅くまで撮影をした為、撮影時間が膨大になりました。これは編集もかなりの時間を要しましたね。
しかし、その結果、金谷茶まつり「第弐支部屋台」の全てを詰め込んだ一枚のDVDが完成しました。
その映像には、我々が感じたこの祭りのエネルギー、そして参加者たちの生の感情が詰まっています。
制作を通じて、改めて金谷茶まつりの魅力、そして地元の方々の熱い想いを感じることができました。
その全てを映像に収めることで、多くの方々にその魅力を伝えることができればと思います。
これからも、私たちは様々なお祭りの魅力を映像に残していく事があると思います。
どのお祭りにもそれぞれの個性があり、参加者の感情がある。
お祭りは、地域の絆を深め、伝統を次の世代に伝える重要な儀式です。
私たちが目指すのは、単に映像を作ることではありません。
それぞれの地域の魅力を伝え、地域活性化に寄与することです。
これからも、映像を通じて一人でも多くの方に響く映像を伝えられればと思います。
是非、また地域の魅力を伝えられる映像作品の制作に携われたら幸いです!
今日も最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
次回の制作の舞台裏もお楽しみに!
以上、「第40回 金谷茶まつり 第弐支部屋台 DVD制作レポート」でした。