COLUMN

コラム

2023年3月6日

Zoomウェビナーライブ配信のセッティング(セミナー・講演会の場合)

近年、オンラインでのイベントやセミナーが急速に増えています。そのため、Zoomウェビナーを活用してセミナーや講演会の様子をライブ配信したいと考えている方も多いでしょう。初めてZoomウェビナーを利用する方から、事前準備やセッティング方法についてご質問を受ける事も多くなりました。

そこで本記事では、主にセミナーや講演会のライブ配信をZoomウェビナーを使って行うための具体的なセッティング例をご紹介します。これを参考にして、あなたのウェビナーがスムーズに進行できるよう、事前準備や当日の準備をしっかりと行いましょう。

なお、ライブ配信のサポートなら静岡映像制作にご相談ください。

Zoomウェビナーの基本概要

Zoomウェビナーは、オンラインでのセミナーやイベントをライブ配信するためのプラットフォームです。Zoomのウェビナー機能を利用することで、大規模なオンラインイベントを開催できます。Zoomウェビナーの特徴は以下の通りです。

  • 500名~最大50,000人までの視聴者が参加可能(プランにより異なる)
  • パネリスト(プレゼンター)と視聴者の役割が明確に区別される
  • 質問・回答機能、チャット機能、アンケート機能など、視聴者とのインタラクションが可能
  • イベントの事前登録や自動リマインダーの設定が可能
  • ライブ配信の録画も可能

Zoomウェビナーを利用するためには、ZoomProアカウントを持っていることが前提です。また、ウェビナー機能は別途有料プランに加入する必要があります。

必要な機材・ソフトウェア

Zoomウェビナーのライブ配信をスムーズに行うためには、弊社では以下の機材とソフトウェアを用意しています。

カメラ


会場全体を映すカメラ1台でも可能ですが、プレゼン中の表情が見えると臨場感が上がり、よりプレゼン内容への理解が深まります。セミナーや講演会のライブ配信では、登壇者のアップの映像を映すカメラも用意し、計2台以上での撮影をお勧めします。

マイク


会議室などでウェビナーを行う場合は、会場備え付けのマイクとスピーカーがあるか確認しましょう。会場備え付けのものがある場合は、会場マイクの音を配信用PCへ入力し、クリアな音声で配信をしましょう。もしも会場備え付けのマイクが無い場合は、ワイヤレスのハンドマイクや有線マイクをご用意ください。

スイッチャー


2台以上のカメラを使う場合や、配信前の蓋絵の挿入、プレゼン中の登壇者の顔をプロジェクターの映像にワイプで入れるなど、複数の映像を切り替えたい場合や、映像エフェクトを加えたい場合は、ビデオスイッチャーを使うとよりクオリティの高い配信になります。

プロジェクター


セミナーや講演会の場合、プロジェクターを使って資料を大画面に表示させてプレゼンします。会場備え付けのプロジェクターがあるか事前に確認し、会場に無い場合は自前で準備しましょう。
また、ライブ配信の視聴者はカメラで映したプロジェクターの映像は見にくくなってしまいます。スイッチャーに登壇者のパソコンを繋いでプロジェクターに移している資料をそのまま配信にのせる工夫をしましょう。

ヘッドセット


カメラマンと配信スタッフや、イベントの運営スタッフとの連携では、トランシーバーやワイヤレスヘッドセットを用意すると便利です。

Zoomソフトウェア


Zoomはブラウザからも使用できる為、忘れがちですがウェビナー開催する為には、Zoomのソフトウェアをインストールして準備しておきましょう。

これらの機材・ソフトウェアを準備し、適切にセッティングすることで、ライブ配信が円滑に進行します。

Zoomウェビナーの事前準備

Zoomウェビナーのライブ配信を成功させるためには、事前準備が重要です。以下に、ウェビナーの事前準備について説明します。

Zoomアカウントの準備


ウェビナー機能を利用するためには、ZoomProアカウントの契約が必要です。また、ウェビナー機能は別途有料プランに加入する必要があります。

ウェビナーのスケジュール設定


Zoomウェビナーの管理画面から、ウェビナーの日時やタイトル、説明文などを設定してください。また、イベントの事前登録や自動リマインダーの設定も行っておきましょう。

進行台本の準備


ウェビナーの進行がスムーズに行えるよう、台本を作成しておきましょう。進行役、プレゼンター、質問対応担当者など、役割分担も明確にしておくと良いでしょう。

プレゼンテーション資料の準備


スライドや画像など、資料を事前に作成し、ウェビナー中にスムーズに表示できるようにしておきましょう。この時、会場のお客様向けの手元資料をそのままプロジェクターに投影する資料にするのはNGです。
プロジェクターに投影するものは、少量の文字とイラストで見やすく、直感的にわかりやすいものにしましょう。

機材の事前確認


カメラ、マイク、スイッチャー、プロジェクターなどの機材が正常に動作するか事前に確認しておきましょう。また、Zoomソフトウェアの設定も確認しておくことが重要です。

Zoomウェビナーの当日準備手順

Zoomウェビナー当日には、以下の手順で準備を行ってください。

カメラ・マイク・スイッチャーのセッティング


カメラやマイクの位置や角度を調整し、映像や音声が適切に伝わるようにセッティングしてください。

プロジェクターのセッティング


プロジェクターを使用する場合は、配信画面にもプロジェクターに出す映像を取り込みます。その場合、HDMIなどの映像の分配器を用意する必要があります。
また、登壇者の方が配信開始時間よりも後に会場に到着される場合もあります。プレゼンテーション用のデータは事前に受け取り、事前に用意したパソコンなどを使ってプレゼンをしてもらいましょう。

ウェビナーのリハーサル


配信開始前にリハーサルを行い、進行役やプレゼンター、質問対応担当者が連携を確認しましょう。また、映像や音声、資料表示などの動作確認も忘れずに行ってください。

これらの準備を行うことで、ウェビナー当日にトラブルが発生するリスクを軽減できます。

ライブ配信時の注意点

ライブ配信中には、不測の事態やトラブルが発生する事がよくあります。以下の点に注意して進行し対応してください。

音声・画質の確認


音声が途切れたり、画質が悪い場合は速やかに対処しましょう。参加者からのフィードバックも適宜確認してください。

質問・コメントへの対応


ウェビナー中に参加者から質問やコメントが寄せられた場合は、適切に対応してください。また、事前に決めておいた質問対応の担当者が、質問をまとめたり回答を準備することが重要です。

トラブル対処方法


万が一、技術的なトラブルが発生した場合は、冷静に対処しましょう。事前にトラブル対処の方法を整理しておくと、迅速に対応できます。

これらの注意点を押さえておくことで、Zoomウェビナーのライブ配信がスムーズに進行し、参加者にとっても有益なウェビナーとなるでしょう。

まとめ

本記事では、セミナーや講演会のライブ配信をZoomウェビナーを使って行う場合のセッティング例について説明しました。以下のポイントを押さえることで、スムーズなウェビナーの開催が可能です。

  1. 必要な機材・ソフトウェアの確認と準備
  2. Zoomウェビナーの事前準備(アカウント、スケジュール設定、進行台本、資料、機材確認)
  3. 当日の準備手順(カメラ・マイク・プロジェクターのセッティング、リハーサル)
  4. ライブ配信時の注意点(音声・画質の確認、質問・コメント対応、トラブル対処)

これらのポイントを参考に、Zoomウェビナーを効果的に活用し、セミナーや講演会のライブ配信を成功させましょう。

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