COLUMN

コラム

2023年3月6日

コストとクオリティを両立!企業の採用担当者が知るべき採用動画の作り方

1. はじめに:採用動画の重要性

採用動画は、企業の魅力や働く環境を伝えるだけでなく、求職者の興味を引き付けるための強力なツールです。

求職者に対して企業の雰囲気や理念を直感に伝え、従業員のインタビューや業務風景を盛り込むことで、よりリアルな働くイメージを求職者に提供する事が出来る為、多くの企業が制作し始めています。
さらに、採用動画はSNSや動画共有サイトでの拡散が容易であり、アイデアによっては今まで採用できなかった属性の人材にアプローチすることができます。

この記事では、採用担当者が知るべき効果的な採用動画の作り方と効果的な採用動画の制作事例について解説していきます。
 
 

2. 自社制作 vs. 制作会社:メリット・デメリットの比較

採用動画を制作しようと思ったときに最初に考えるのは、自社で採用動画を制作するのか?それとも動画制作会社に依頼して制作するのか?という問題です。
 
ここでは、自社で採用動画を制作する場合と、制作会社に依頼する場合のメリット・デメリットを比較していこうと思います。
 

自社制作のメリット

  • コストが抑えられる
  • 社内のリソースを活用できる
  • 企業文化や魅力をより熟知しているため、伝えたいポイントを的確に表現できる
  • 内容の修正や変更が容易
 

自社制作のデメリット

  • 映像制作のスキルが必要
  • 制作に時間がかかる場合がある
  • 自社の視点だけで制作するため、客観的な評価が難しい
 

制作会社のメリット

  • プロの技術力により、高品質な動画が制作できる
  • 効果的な動画制作に関するアドバイスが受けられる
  • 制作期間が短縮される場合がある
 

制作会社のデメリット

  • 費用が高くなる場合がある
  • 企業文化や魅力を十分に理解してもらう必要がある
  • 内容の修正や変更に費用が掛かる場合がある
 
自社制作と制作会社の選択は、予算や制作期間、制作の目的に応じて慎重に検討することが重要です。

3. 自社制作の場合の注意点とコスト削減方法

自社制作を行う場合には、以下の注意点やコスト削減方法を検討してください。
 

自社制作の場合の注意点

  • 社員が映像制作に必要なスキルや知識を身につける必要がある
  • 動画の品質や効果を客観的に評価できる方法を見つける事が重要
  • ターゲット層に適切なメッセージや内容を盛り込む工夫をする
  • 画像や動画、音楽を使用する場合は著作権などの権利に気を付けること
  • 自社制作でしか作れない独創的なアイデアを考えること
 

コスト削減方法

  • 無料もしくは低コストの動画編集ソフトを利用する
  • 社内のリソース(従業員や機材)を最大限活用する
  • 動画制作に関するYouTube動画や無料のチュートリアル動画を活用して、知識やスキルを向上させる
  • 自社で作成可能な範囲のなるべく短い採用動画を考える
 
自社制作の場合でも、効果的な採用動画を作成する事は可能です。ただし、適切な計画や準備を行わないと完成までに膨大な時間がかかり、従業員の貴重な就業時間が奪われるばかりか採用できたはずの優秀な人材を獲得できない可能性もあります。

自社で製作する場合は、なるべく低コストで製作期間のかからない採用動画を考えましょう。アイデア次第では、簡単な動画であっても驚くような効果を発揮する事もあります。

4. 制作会社に依頼する場合の選び方と注意点

次に制作会社に採用動画の制作を依頼する場合には、どのようなポイントに注意しながら選ぶべきなのかを解説していきます。
 

動画制作会社の選び方

動画制作会社を選ぶ場合は、以下の4つの点に注目して選んでみてください。

  1. 実績:制作会社の過去の制作物や実績を確認し、自社のニーズに合った会社を選ぶ。
  2. コミュニケーション:企業の理念や魅力、伝えたい事を理解できる会社を選ぶ。
  3. 予算と納期:自社の予算や納期に合わせた制作会社を選ぶ。
  4. サポート体制:制作後のサポートや修正に対応してくれる会社を選ぶ。

 

動画制作会社を選ぶ場合の注意点

さらに動画制作会社を選ぶ場合に注意することをまとめました。

  • 値段だけで決定せず、事前に内容の提案を受ける。
  • 制作会社のホームページに載せている金額よりも高くなる可能性があるので、複数の制作会社から内容の提案と見積もりを取り、コストパフォーマンスを比較する。
  • 契約前に細かい仕様や要望を伝え、わからない事があれば、専門外の事でわからなくても必ず理解できるまで確認する。
  • クライアントの関係上、ホームページに載せていない制作実績もあるので、見積もりの際に確認し、見せてもらえるものは確認する。
  • 修正や変更に伴う追加費用について、契約前に確認しておく。簡単な修正だけでも手数料が発生する場合がある。
  • 使用する素材の著作権や肖像権について使用期限や公開範囲があるかどうかを確認する。素材によっては使用の際の期限や範囲が限定されている場合があり、後から追加請求を受ける場合がある。
 
動画制作会社に制作してもらったからといって、効果的な採用動画が制作できるとは限りません。
どうすれば、効果的な採用動画が制作できるのかを一緒に考えてくれる制作会社や、イメージ通りの動画をクオリティ高く制作できる会社をしっかり選んで制作しましょう。

5. 効果的な採用動画のポイント

自社で作成する場合も、制作会社に依頼する場合も、効果的な採用動画にするには必ず必要な要素があります。以下の要素が揃っているか事前に確認し、制作を進めてください。
 

魅力的なシナリオ

  • 企業のミッションやビジョンを明確に伝えられる内容
  • 企業の魅力を伝える具体的なエピソードをまとめておく
  • 登場人物の感情やストーリー展開を通じて、視聴者の共感を引き出す
  • 動画の最初やエピソードの節目で、視聴者が続きを見たくなるようなちょっと気になるという一面を盛り込む
 

適切な映像表現と編集技術

  • 映像や音声の品質や安定性を確保するために、適切な機材や撮影方法を用いる
  • なるべく明るく鮮やかな色使いで撮影する
  • カット割りや効果音を工夫して間延びの無いリズム感のある映像を作成する
  • 画面構成やフォントサイズなどのデザイン要素に配慮し、視聴者にストレスなく情報を伝える
  • タイミングよくテロップやアニメーションを挿入し、視聴者の理解を助ける
 

ターゲットに合わせたアプローチ

  • ターゲット層のニーズや関心をリサーチし、それに応じたメッセージを伝える
  • 視聴者が企業と関わりたくなるようなアクションを促す(例:ウェブサイトへの誘導、応募フォームの紹介など)
  • ターゲットに合わせた言葉遣いや表現を用いることで、親近感を持たせる
  • SNSのDMやコメント欄などのユーザー生成コンテンツ(UGC)への対応やSNSキャンペーンなど、視聴者が参加できる要素を盛り込む

6. 成功した採用動画の事例

ユニークなキャラクターやアニメーションを活用した魅力的な採用動画

アニメーションを使った採用動画は、多くの若者の心をつかむことが可能です。
社員の日常や仕事風景を1つのアニメーション作品にして紹介した採用動画は多くの企業が取り入れ始めています。有名なところでは、「君の名は」の新海誠監督が手掛けた大成建設のアニメーションCMが有名です。


従業員インタビューや現場の様子をリアルに伝えるドキュメンタリー形式の動画

実際に働いている従業員を主人公にしたドキュメンタリー動画は、企業文化や先輩社員との関係性をリアルに伝えられる魅力的な制作手法です。主人公や職場をどれだけリアルに魅力的に伝えられるかを心がけて作成する必要があります。


エンターテインメント性の高いSNS用の採用動画

最近ではTikTokやYouTubeショートを活用したエンターテインメント性の高い採用動画が人気です。後輩社員が先輩にドッキリを仕掛けたり、流行りのダンス動画を撮ったり、視聴者さんのリクエストや質問に可愛げのある社員が応える動画などユーモアやアイデア次第で、こんな人達と一緒に働きたいという感情を抱かせることが可能です。三和交通は、ダンス動画をTikTokに投稿して、採用を増やした事で有名になりました。


7.まとめ

採用動画は企業の魅力を効果的に伝え、求職者の心をつかむ強力なツールです。自社制作と制作会社の利用を比較検討し、予算やターゲットに応じて適切な制作方法を選択しましょう。
また、動画制作に際しては、著作権や権利に配慮した上で、効果的な映像表現やアプローチ方法を模索しましょう。

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